【生命保険】かんぽ生命 不正販売問題 お先真っ暗です。
こんにちは、轟です。
今日はかんぽ生命の不正販売問題について書こうと思います。
結論からいうと最悪な状態です。
多分もう、どうしようもないと思います。
同じ生命保険に携わっていた者として本当に残念でありません。
今回問題になっているのは現すと以下の一言です。
営業の都合で契約をめちゃくちゃにした
です。
具体的な不正は
①新契約に見直しの際に、旧契約は6ヶ月解約出来ないと嘘をついた。
②旧契約を解約後、新契約時までわざと3ヶ月間を空けていた(無保険状態を3ヶ月つくった)
③解約しなくてもいい契約を解約して新契約とした
です。
なんでこんな事をするかというと
ノルマ達成と自分の歩合の為です。
これは、元々のかんぽ生命の契約者に、新しい保険があるので、見直しをしましょうという提案の際におこった
もはや事件です。犯罪です。
上記について深掘りしていきます。
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①新契約に見直しの際に、旧契約は6ヶ月解約出来ないと嘘をついた
これはかんぽ生命の契約を解約して、直ぐに新しい契約を結んでも営業成績のカウントにならないとうかんぽ生命のルールがあったようです。
そこで悪知恵を働かせた営業が、お客様に旧契約はまだ解約出来ないので、新契約と並行して続けてもらうようにしていたんでしょう。
そうする事でノルマをクリアしていたものと思われます。
ただ、戻入はあるので営業の実入りにはなっていなかったと思います。
※戻入・・・保険契約は契約後2年から5年の間に解約すると、既に営業に支払っていた歩合分を継続期間に応じて保険会社に返還するものです。
②旧契約を解約後、新契約時までわざと3ヶ月間を空けてから契約した(無保険状態を3ヶ月つくった)
これもかんぽ生命のルールで旧契約解約後に新契約する際には、3ヶ月空けないと成績、歩合に反映しないといったものを
悪知恵を働かせた営業が、お客様に嘘や適当な理由をつけて新契約時期の操作をしていたものと思われます。
無保険の間にお客様が亡くなったり高度障害状態になったら、どうするんだよ。と怒りさえ覚えます。
③解約しなくてもいい契約を解約して新契約とした
これも営業の成績の都合で、歩合や成績欲しさにお客様に行った行為です。
例えば、特約だけ新しいものに見直しするだけで問題ないものを、主契約から丸ごとあえて見直しする事で
営業の成績や歩合にしてきたものと思われます。
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上記が今回のかんぽ生命の不正販売問題の主軸です。
正直かんぽ生命は民間企業として戦っていく力が企業自体に無かったと思っています。
なぜかというと
生命保険商品としての魅力が本当に無くなってしまっています。
いわゆるゼロ金利政策前までは、金利もよく保険商品として魅力的なものもありました。
例えば、郵便局といえば養老保険として、学資資金や銀行の定期預金に預けるよりもいいと言われていた時代もありました。
これは金利の高い時代にどこの保険会社も同じですが、特に国の一機関としてお客様にとってはより安心の材料だったと思います。
ところが、かんぽ生命の今の実態というと、払う保険料より戻ってくる満期金のほうが少ない養老保険が主軸になっていたりします。
これでは営業はなかなかノルマや歩合を上げる事が難しく、中には投資信託しか売っていないという人すらいる状態でした。
今回、このような最悪で残念なニュースとして露見しましたが、遅かれ早かれの状態であったのだと思います。
今回の一件でお客様が一番被害を被っているのは間違いないですが
まともに営業活動していた人達って、、、
きっとかんぽ生命の外交員としてプライドを持って活動をしていた人達が必ずいます。
悪知恵を働かせていた営業も、営業が働きやすい商品開発、制度作成、その制度がちゃんと機能するような体制構築を怠っていたかんぽ生命に言いたいです。
プライドを持って働いていた人とその家族の生活をどうしましますか??
あなた方を信じて、この保険があれば、もう老後の心配や残された家族の心配はないと思っていたお客様の心とお金をどうしますか??
10月からかんぽ生命は営業活動を再開します。
是非、お客様達にはかんぽ生命だからといった色眼鏡ではなく、目の前の営業マンをみて
任せられる人なのか、ちゃんとした判断をお願いしたいです。
消費者として、見る目を養う必要がありそうです。